統合失調症について知っておきましょう

統合失調症は、思考、感情、行動などの統制が困難となり、臨床的には妄想や幻覚、感情の平板化、自発性の低下など特異な症状を来す精神疾患です。
主に思春期から青年期にかけて発病し、長期間の経過をたどることが多いです。
統合失調症は、遺伝的素因に心理的ストレスが加わることにより発症すると考えられています。
本症の症状には、陽性症状と陰性症状に大別されます。
陽性症状はドパミン作動性神経の過剰活動が関与していると考えられており、主に幻覚や妄想などの症状が見られます。
一方、陰性症状はグルタミン酸作動性神経の機能低下とセロトニン作動性神経の過剰活動が関与していると考えられており、主に感情の平板化や自発性・意欲の低下などの症状が現れます。
本人に病識がないことも特徴の一つです。
本症の治療は、患者の生活機能障害を改善し、QOLを向上され社会復帰することを目的に、抗精神病薬を用いた薬物療法、心理療法、社会復帰療法が併用して行われます。